お久しぶりです!
楽屋にてご挨拶させていただくと
「覚えているよ〜」と柔らかな笑顔。
リハの後K氏による調律の微調整中。
今回はピアノと朗読。
前半は朗読の後にピアノという構成で、後半は重なり合って進行していく構成でした。
リハーサルの後、タイミング大丈夫ですか?
とお伺いすると、「ゆっくりの部分、できるだけ立っている時間を短くしてください。」
テンポの変化を確認して、本番には調整ができました。
前半の曲はリハーサルをしなかったので、初見で判断。
見たいところまで見たら、次の瞬間には次の小節が見えること。
紙を揺らすことなく音も立てず、全ての動きは奏者の音楽的な呼吸に添う。
これは私の中の譜めくりの目標です。
左手のみ楽譜も大譜表で書かれています。
上段にヘ音記号だったり、下段にト音記号だったり、結構コロコロ変わる。
どちらも左手で演奏されるので、自分のいつもの景色とは異なりました。
卒寿記念のコンサートで、今年90歳になられるとは思われない力強さ、と繊細な音が美しく。
今回も特等席で幸せな時間でした。
元田牧子さんの朗読が言葉を超えて会場の空気を動かしていき、
朗読とピアノで一つの芸術作品となっていました。
とっても素敵な公演でした!
2025年5月11日 札幌コンサートホール 小
舘野泉ピアノ・リサイタル
卒寿記念コンサート2025
ペール・ヘンリク・ノルドグレン
小泉八雲の「怪談」によるバラードⅡ 振袖火事、衝立の女、忠五郎の話
パブロ ・エスカンデ
ナイチンゲールとバラの花(オスカー・ワイルド)
魔女の夜宴(ゴヤを描く)
♪「舘野泉左手の文庫」助成による委託作
5月25日 福岡公演