ふきのとうホールにての波多野睦美さんのリサイタルを堪能し、

続く2日間にて本堂知彦さんによる講演、

そして波多野睦美さんの公開レッスンの3日間

「イギリス音楽祭 札幌 2024」に参加しました。

 

シューマンを弾いていて、もっと文学に触れると良いなぁと思っていて、そんな時行われたこの催し。

 

去年のリサイタルの演奏が記憶に新しく、どんなご指導をされるんだろうという興味が芽生えたことも重なりました。

 

色とりどりの花を咲かせるお庭に、

心が華やぐStadio26。

 

午前中の講演では、歌詞から読み取るルネサンスの人々の考え方、文化、詩のスタイルと絵画と音楽の関わりなど、その時代に思いを馳せる流れに身を任せて、あっという間の時間でした。

午後、聴講生も一緒にブリティッシュイングリッシュの発音を学び、朗読し、歌い、歌詞を味わうことで、さらにその世界に足を踏み入れて、課題曲のレッスンへと続きました。

 

一番感じたことは、楽譜は心であるということ。

 

 

楽譜から音符を読み取って、楽器で鳴らす、それは手段であって、

中身を、気持ちを感じ取り、それを的確なテクニックで表現する。

 

歌詞の場合、発音は大きい。その発音だから、その音楽があるというぐらい切り離せないものなんだ。

 

ピアノの場合も、言葉がついているかのように、その発音を美しくつなげていくべきで、

それが、音型になり、フレーズになる。

 

楽器の音が並んでいると感じるのとはちょっと違う。

 

 

 

帰ってきて、シューマンを弾き。今日朝、童謡の伴奏を弾いてみた。(伴奏のお仕事の曲です)

 

こういうことかな・・と今までとは全然違う弾き方になった。

 

 

そして、午前のお仕事が終わり

歌の先生に、「今日違った、とっても歌いやすかった(今までもよかったんだけどね とフォローされながら 笑)」

 

さすが・・わかるんだなぁ〜〜〜〜

 

という訳で、これを標準装備にできるようにしたいものです。